生活習慣病の予防
 

日本人の三大死因は、ガン・脳卒中・心臓病です。最近ではこれらの原因でもある高血圧・高脂血症・糖尿病などの患者さんが増えています。
これらは加齢や遺伝的な要因だけではなく、不適切な食生活・運動不足・過度の飲酒・喫煙・ストレスといった 「生活習慣のゆがみ」 が深く関与していることがわかってきました。そこで、これらの病気を 「生活習慣病」 と呼ぶようになりました。

血圧肥満糖代謝脂質の4項目は、毎日の生活改善が最も重要といえます。
生活習慣病の予防のために、食生活のみでなく心と身体の健康にも気を配りましょう。

 

喫煙
運動不足
不適切な食生活
過度の飲酒
ストレス
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生活習慣病予防のためのポイント

腹八分目で肥満を防ぎましょう!

野菜や海藻、豆・大豆製品をたっぷりと!

魚料理を食べよう!

植物性の脂質と動物性の脂質の比は 2:1 で

塩分は控えめに! ミネラル塩をとろう!

こまめに歩く習慣を!

禁煙につとめましょう!

過度の飲酒は要注意! 週に2日は休肝日を!

ストレスをためない10のポイント

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予防のためのアドバイス
腹八分目で肥満を防ぎましょう!

腹八分目肥満はインスリンの働きを悪くする、動脈硬化をひきおこすなど生活習慣病のもととなります。 早食い・ながら食い・まとめ食いは食べ過ぎのもととなり、肥満につながります。食事はゆっくり楽しく味わって食べましょう。

◆標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
      標準体重プラス10%を超えると肥満とみなします。
◆1日に必要なカロリー(摂取エネルギー)=標準体重に25〜35Kcalをかけた数
           例えば・・・身長160cmの人の場合
標準体重=1.6×1.6×22=56.32 
摂取エネルギー=56.32×25〜35=1408〜1971
            1408〜1971Kcalが一日に必要なカロリーです。

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野菜や海藻、豆・大豆製品をたっぷりと!

バランスの取れた食事野菜や海藻、豆・大豆製品は、食物繊維がたくさん含まれています。食物繊維には糖質や脂肪の吸収を遅らせて、満腹感を持続させる作用があります。また、腸内のコレステロールを吸着して便とともに排出し、血液中のコレステロールを低下させる働きもあります。さらに、野菜や海藻に多く含まれるビタミン・ミネラルはがんや動脈硬化を防ぎます。日ごろからたっぷりとりましょう。

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魚料理を食べよう!

背の青い魚(サバやイワシ)に多いEPAやDHAは不飽和脂肪酸で、血液をさらさらにしてくれます。 積極的に食べましょう。

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植物性の脂質と動物性の脂質の比は 2:1 で

2:1魚以外の動物性脂質には飽和脂肪酸が多く含まれ、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を上昇させる働きがあるので、とりすぎは禁物です。ただし、魚や植物性脂質である不飽和脂肪酸もとりすぎると脳出血の原因になることもありますのでバランスよくとりましょう。

* 植物性脂質(魚油を含む) : 動物性脂質= 2:1 の割合で。

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塩分は控えめに! ミネラル塩をとろう!

意外と気づかずにとっているのが、外食や加工食品に含まれている塩分です。練り製品やお総菜などの調理食品はとりすぎない方が無難です。また、食卓塩よりもミネラルバランスのとれた天然塩をとりましょう。

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こまめに歩く習慣を!

ウォーキングウォーキングなどの有酸素運動は、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を上げたり、インスリンの働きを良くするなどの効果があります。駅や会社などで階段を使ったり1つ手前のバス停で降りたりして歩く機会を増やしましょう。万歩計を使っても励みになります。毎日こまめに身体を動かす生活を心がけましょう。

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禁煙につとめましょう!

体を蝕むタバコは血圧を上昇させ、動脈硬化を促進します。また、肺がんだけではなく、胃潰瘍や気管支炎、喉頭がんや胃がんなどをひきおこします。タバコがやめられないのは、意思が弱いのではなく、ニコチンの禁断症状のせいです。ニコチンの禁断症状は1〜2週間経てば軽減します。気を紛らわす方法を見つけ、まずは休煙するつもりで、チャレンジしましょう。

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過度の飲酒は要注意! 週に2日は休肝日を!

過度の飲酒は肝臓の機能を悪くするほかに、中性脂肪を増やし、動脈硬化を助長します。週に2日の休肝日をつくり、適度な量(1日に日本酒1合、またはビール大ビン1本程度)を刺身や豆腐など、良質のたんぱく質をつまみにして楽しく飲みましょう。

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ストレスをためない10のポイント
  1. 気分転換をしましょう。
  2. 自分の時間を持つようにしましょう。
  3. 趣味を楽しみましょう。
  4. ストレス発散満足のできる睡眠をとりましょう。
  5. 疲れたときには十分休みましょう。
  6. 不満などを我慢しすぎないようにしましょう。
  7. 家族や友人とよく話をしましょう。
  8. 問題をひとりで抱え込まないようにしましょう。
  9. 失敗やミスを気にしすぎないようにしましょう。
  10. 完全主義にならないようにしましょう。

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