●肝機能
肝機能の検査には、GOT・GPT・γ-GTP・ALP・ZTTなどが一般に用いられます。これらの数値が高い場合、肝臓や胆のう系の異常を示します。肝障害の原因で多いものは、アルコール性肝障害・脂肪肝・ウイルス性肝炎です。
γ-GTPが高い場合はアルコール性が考えられます。飲酒は一日に日本酒1合かビール大びん1本程度が適量とされています。 なるべく楽しくリラックスした状態で、良質のたんぱく質(豆腐、納豆、チーズ、いわし、まぐろなど)・野菜をつまみにして、飲むようにしましょう。
●貧 血
血液中のヘモグロビン(血色素)が不足している状態が貧血です。ヘモグロビンは全身に酸素を運搬しているので、不足するとめまい・動悸・息切れ・立ちくらみなどの症状が現れます。貧血の原因はさまざまでまれに悪性腫瘍の場合もあり、まずは原因を調べることが第一です。なかでも、最も多い原因は鉄欠乏性貧血で、慢性の出血(生理・子宮筋腫など)や鉄分の摂取の不足によっておこります。
貧血を改善するためには、鉄分の多い食品(ひじき、あさりなど)とたんぱく質を充分とるようにしましょう。また、鉄分はビタミンCがあると吸収しやすくなります。緑黄色野菜やイチゴなどの果物をとりましょう。
※コーヒー、緑茶に含まれるタンニンは鉄分の吸収を悪くしますので、食事中はひかえましょう。
●尿 酸
血中の尿酸値が高い状態(7mg/dl以上)が続くと痛風がおこりやすくな ります。
尿酸値を下げるためには、動物性脂肪を控え、野菜、きのこ、海藻類などを十分とりましょう。また、水分を1日2Lくらい(水分制限されている方を除く)をとりましょう。
アルコールの摂りすぎや肥満は、尿酸の排泄をさまたげたり、血中の尿酸を増やすことになりますので、生活習慣病予防のためのポイントを参考にしましょう。
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